葬儀の前に行っておきたいことと決めておくべきこと

17 1月
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初めて迎えるペットの死

家にやってきたときは、コロコロと小さく、愛らしくてかわいかった子犬や子猫は、あっという間に大きくなり、いつしか家族としてなくてはならない存在になります。
特に初めてペットを飼うというお宅であれば、子犬、子猫の頃のかわいさは何とも言えず、そのかわいい盛りを過ぎて成犬、成猫になっても、また違ったかわいらしさがあるでしょう。
毎日共に暮らすのが当たり前で、いつか別れの時が来るなどとはあまり考えないのが、初めてペットを飼うお宅の家族に共通することなのではないでしょうか。

けれども、人間よりも早く年を取ってしまう愛犬、愛猫は、長くても20年以内には死を迎えます。
大型犬は寿命が短い傾向がありますので、10年と少しでその命を終えてしまうこともあります。

別れの時が来ることを考えていなかった場合、そのショックは大きなものになるのは必至で、その時になって、この子のお弔いはどうしたらいいのだろうと焦ることになります。
元気な時に亡くなった時のことを考えるのはつらいものの、きちんとお葬式をするかどうかも決めておくことが大事です。
そして、お葬式をするのであれば、どのようにすべきか、前もって知識を集めておくと、悲しみの中でオロオロしなくて済みます。

預ける前にやってあげるべきこと

愛犬、愛猫が息を引き取ったら、まずは体をきれいに清めてあげます。

体から力が抜けますので、口や鼻、肛門などから粘液が出てくる事があるため、布団にペットシーツなどを敷き、体が汚れないようにします。
しばらくすると死後硬直が始まりますので、それまでに目を開けている場合はまぶたをとじておいてあげるといいでしょう。
そうすることで、まるで眠っているかのような表情になると思われます。

粘液が出てくる場合は、コットンや脱脂綿などを丸めて詰めてあげると、汚れなくて済みます。
段ボール箱にバスタオルなどを敷き、その上にそっと寝かせ、火葬までの間、できるだけ涼しい部屋に寝かせてあげます。
夏場であれば、エアコンの効いている部屋に、冬場ならお日様の当たらない涼しいところに安置し、花や好物だったおやつなどをお供えしてあげるといいでしょう。

亡骸を整えると同時に、ペットを弔ってくれる霊園に連絡し、お葬式をしてほしい旨を伝えます。
その際、ペットの種類や大きさ、どのように火葬場まで連れてくるかなどを聞かれますので、聞かれてからうろたえないように、事前に家族で相談して決めておくと、スムーズに段取りできます。

季節や希望に応じた対応を

人の場合でもそうですが、暑い時期は遺体が急速に傷みますので、エアコン完備の部屋に置き、できるだけ早く火葬してあげた方がいいでしょう。

ただ、お通夜を行うこともできるようになっていますので、お通夜をしたいとお願いすれば、祭壇を飾り、亡骸が傷まないようにドライアイスを持ってきてくれます。
どうしても火葬に立ち会いたいという飼い主の方が多いでしょうから、日程に合わせてしばらく家でドライアイスを交換しながら、火葬の日まで待つという方法をとることもできるようになりました。

お葬式の方法が多様化していることから、どんなことができるのかを調べ、その上でどうしたいかを明確にすることで、愛犬、愛猫、その他共に暮らした家族のために、最良のお葬式を行えるようになります。
もし、共に暮らす愛犬、愛猫、その他の動物にお迎えが来たら、その時はどうするのかをはっきり決めておくことは、彼らの最期をきちんと弔うことになるとともに、飼い主である家族が悔いを残さないことにもつながります。
火葬後は霊園で眠ることになりますが、その際も共同墓地に埋葬するのか、それともお墓を買って、我が家の子のためだけに埋葬するのかなど、決めておくべきことはたくさんあるといえるでしょう。