その別れは想像以上につらいものだと知ったら

8 2月
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愛犬との別れ

家庭で飼われているペットといえば、代表的なのが犬と猫ですが、とりわけ犬は人間の言うことをよく理解し、なついてくれます。
猫が少々気分屋なところがあるのに対し、犬は飼い主に喜んでもらおうと懸命に考えます。
その結果、やりすぎてしまい、余計に手間をかけることもしばしばですが、その一生懸命さが犬のよいところでしょう。

飼い主のライフスタイルに合わせて、自らの生活リズムを作り、食事を待ち、散歩を待ち、そして最愛の飼い主が帰ってくるのを今か今かと待っています。
犬の一生は待つことの連続といった感じですが、待った後に与えられる飼い主からのさまざまなことを、犬は愛情を感じて受け止めてくれます。

家で共に暮らすようになってからは、共に眠り、時には人と一緒に食事をしたがる困ったちゃんもいますが、それさえもかけがえのない愛犬との時間です。
愛犬は人よりも早く年を取り、天国へと召されていきます。
愛犬を送ってやれることは実は幸せなことで、愛犬を残して飼い主が逝ってしまうことほど、愛犬を悲しませるものはありません。
そうとわかっていても、惜しみない愛情を与えてくれた愛犬との別れを初めて体験すると、その別れは想像以上につらいものだと知る人は多いでしょう。

お葬式をすべきなのは

愛犬との別れが思っていた以上につらく、悲しいものだということを知った人ほど、お葬式をする必要があります。
人の場合もそうですが、葬儀という儀式を行うことにより、心の中に絡まった寂しさやつらさといった感情の一つ一つに、折り合いをつけていくことができます。
愛犬を火葬する前に体を清めてやることも、棺にその体を納めることも、涙なしにはできないかもしれませんが、同時にありがとうという思いもわいてくるはずです。

もう開かない愛らしかった目、冷たくなった体が、愛犬が旅立ったことを伝えてきます。

それは、悲しい別れにさらに追い打ちをかけるように思えるかもしれませんが、そこから火葬、そしてお骨上げといった具合に、人の場合とまったく同じお葬式を行うことにより、徐々に愛犬との別れを受け入れることができてきます。
読経が行われる中、手を合わせ、火葬される愛犬を見送ることや、お骨を上げること、そして納骨をすることなどにより、愛犬にしてやれる最期のお世話をしているという気になれるでしょう。
もしかしたら、そんなことを考えることもできないほど悲しいかもしれませんが、お葬式を終えることによって、心の中が幾分整理された気になると思われます。
悲しみが和らぐことはなくても、最後まで精いっぱいのことをしてやれたという思いが、慰めになってくれるでしょう。

お葬式を終えたら共同墓地へ

愛犬を失うというのがこれほどまでに悲しいということを体験した人は、もう二度と飼うまいと決意することも多いものです。

そう決意したなら、お葬式を終えて土に返してやる際には、お墓を買わずに共同墓地に納骨してもらうのが一番です。
さまざまな動物たちが眠っていますので、寂しくありませんし、たくさんの飼い主が常にお花やお供えをしていますので、明るい雰囲気に満ちています。
お葬式をしたことで、幾分心の整理がついたなら、楽しかった想い出もよみがえってくるでしょう。

そうすれば、霊園にお参りに行こうという気にもなれますし、花で満載の共同墓地を見れば、愛犬が寂しがっていないと感じることができます。
もう二度とこんな悲しい思いはしたくないと感じた人にこそ、火葬からしっかりと立ち会い、納骨までを自分自身で経験することが、悲しみに沈み込んでしまわないために大事です。
楽しかった想い出がたくさんあるはずですから、その想い出が呼び覚ませるよう、大切な愛犬のお弔いはしっかりと済ませるのがいいと言えます。