2008年12月01日
<青木幸作のLet's do sports>
運動強度
体に負担をかけず効果を上げる適度な範囲がある
今回で休刊と聞いて驚いています。これだけボリュームのあるタウン紙はなかなかありません。それだけに残念です。そして、16年もこの欄を設けていただいたことに感謝です。
いよいよ最終稿となりました。今回はこれまでのまとめになります。
健康を保つには、よく「適度な運動を」といいますが、「適度」とは何のどういうレベルを指すのでしょうか。留意すべき事項には種類・種目、強度、時間、頻度などがあります。
運動は大きく「無酸素運動」と「有酸素運動」に分けられ、その境界域をAT(無酸素性作業閾値)といいます。ATは全力の70―80%付近にあり、それ以上の強度が無酸素運動、以下が有酸素運動となります。
無酸素運動は心臓や筋への負荷が強過ぎるので、キケンが伴います。従って、70%を運動の「安全限界」といいます。有酸素運動は安全ですが、効果が期待できる下限が全力の40%なので、そこを「有効限界」といいます。
自分が行っている運動の%強度を知るには心拍数を測ってみるのが簡便で、50歳前後の方なら110―140拍/分が40―70%の運動強度になります。10秒間測定して6倍すれば、1分間の心拍数に換算できます。
運動時間が短くては効果が望めず、週1回では現状維持が精一杯。1つの運動が長過ぎたり、毎日行うと、障害の原因になります。これらから適度な運動とは、ウオーキングや水泳などの有酸素運動を40―70%の強さで1種目につき20―40分(20分なら2種目)、週3―5回行うことです。
血圧が正常であれば、このほかに大腿四頭筋や腹筋、背筋などの筋トレは、膝や腰の障害予防として有効です。ただし、筋トレも無酸素運動ですから、トレーニング中は血圧上昇に注意が必要です。念のため、循環器系のメディカルチェックは受けておく必要があります。筋トレは筋疲労が大きいので、週に2―3回で十分です。
以上がまとめになりますが、健康づくりの参考になれば幸いです。運動でカラダを壊さないために。
※長い間、ご愛読ありがとうございました。運動や健康についてご質問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。TEL 047-354-7552 サッポロスポーツプラザPAL 青木幸作
(健康運動指導士、サッポロスポーツプラザPAL店舗運営本部長)
