2008年03月01日

<青木幸作のLet's do sports>
呼吸筋鍛錬法
カラオケの消費カロリーはウオーキングに匹敵

 枯れた杉の木を見てもクシャミをする知人がいますが、条件反射でしょうか。
 飛散の最盛期を迎えたスギ花粉。今年は昨年の倍以上だとか。アレルギーがある方にとってはつらい季節です。私も10年ほど前にかかったことがあり、鼻水と咳と皮膚炎に悩まされました。
 特に、咳がひどく、喘息のような症状で努力呼吸を強いられました。幸い、呼吸筋は鍛えられていましたから、支障は来しませんでしたが、弱い人ならチアノーゼを起こしてもおかしくないような状態でした。
 ただ、1シーズンだけのことで、その後はまったく発症しません。病院にも薬にも世話になっておらず、何だったのでしょうか? 一時的でも免疫機能が過剰に働いたのは、自律神経を混乱させるようなストレスがあったのでしょうか?
 呼吸は横隔膜の収縮によるもので、普通は意識して行なうものではありませんが、喘息や過呼吸などの発作、また非常時には肋間筋、腹斜筋などの呼吸筋を総動員しないと呼吸が困難になる場合があります。これらの筋が発達していなければ、緊急時には命に関わる問題となりますから、ほかの筋同様、鍛錬しておくに越したことはありません。
 そのトレーニング方法はというと、水泳や吹奏楽器の演奏、そして、歌唱などです。
 水泳は、水圧を受けながら、わずかな時間を利用して呼吸を行なうので、呼吸筋を強く使います。初心者が呼吸でつまずく一つの要因として、この筋の未発達が挙げられます。四肢や躯幹の筋だけでなく、こういった筋も使うのですから、水泳はまさに全身運動です。
 吹奏楽器は、呼吸筋が強くないと、音さえ出せないものもあります。そして、歌唱は最も手軽で、楽しい呼吸筋鍛錬法です。最近のカラオケには一曲歌い終わるごとに消費カロリーが表示される機器がありますが、このカロリーは主に呼吸筋の収縮による消費です。ウオーキングに匹敵するほど消費します。
 カラオケダイエットというのもあるそうですから、カラオケを健康スポーツとして行うのもありかもしれません。
 (健康運動指導士、サッポロスポーツプラザPAL総支配人)