2008年01月01日

<青木幸作のLet's do sports>
市民マラソン
健康づくりで始めた人の大会参加は慎重に!

 ジョギングを行う人がまた増えているとか。内臓脂肪の害が話題になっているからでしょうか? ジョギングは、手軽にできるメタボ解消法の一つ。いい傾向です。
 その影響なのか、各地で催される市民参加型のマラソン大会も応募者多数で大盛況だとか。やはり、スポーツは健康づくり等が目的であっても、続けているうちに記録や距離に挑戦し、競争もしたくなるものです。市民ランナーからトップアスリート! というのもよくある話です。
 ただ、大会参加はそれなりに準備をしてから臨まないと、思わぬ事故になりかねないので、慎重になった方がいいと思います。昨年の東京マラソンでは、2人がAEDで一命を取り止めていますが、今シーズンも他の大会で何件か出ているようです。日本ではすべてが市民ランナーの事故で、トレーニングを積んだ競技選手の事故はないとか。
 大会となると、誰もが普段以上に頑張ってしまいます。事故のほとんどは心筋梗塞のようですが、普段の運動レベルでは現れない心臓の異変も、あるレベルを超えると突然現れることがあります。
 特に、メタボ解消などで始められた方は、すでに心臓血管系に悪影響を与えた何かしらがあったわけですから、解消されたと思われても、運動負荷をかけた心電図検査を受診し、走っている時の心臓の状態を診てもらうべきです。
 「それは面倒」という方は、大会へ参加しても、普段の運動レベルに終始するべきです。これまでに起きた事故の多くはゴール手前やゴール直後で、完走や順位、記録を意識するあまり「最後の力を振り絞る」という無理から生まれているようですから。箱根駅伝のような感動シーンを思い描いてはダメです。
 そして、走る前に体調が優れない時はもちろん、走行中でも何かしらの異変を感じたら直ちに中止すべきです。胸の痛みや冷や汗、吐き気、痙攣など何らかの兆候は現れるようですから。
 (健康運動指導士、サッポロスポーツプラザPAL総支配人)