2007年11月01日
山下氏の講演や式典
東海大浦安高の同窓会50周年
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| 講演する東海大OBの山下氏 |
17,000人の卒業生からなる東海大付属高校・東海大付属浦安高校同窓会創立50周年記念式典と記念講演会は10月20日午後1時半から関係者ら約800人が出席して東海大浦安高で開かれました。
最初に松前記念館第1アリーナで、同大卒業生で今年、紫綬褒章も受章した柔道家の山下泰裕さんを講師に迎えて記念講演。一般公開されたため、市民約200人も参加しました。
山下さんは「人生の金メダルをめざして」と題して講演。
わんぱくだった小学生時代を経て、中学生になると「日本一、世界一の柔道家になりたい」という夢を持ちます。良い師にも恵まれ、師の自宅に住まわせてもらいながら、技術のみならず、毎日の生活の中で、後ろ姿から生き方、考え方を学んでいきました。その恩師への憧れから「将来は自分も柔道を教える教育者になりたい」と決心。ロサンゼルス五輪優勝はじめ世界選手権でも連続優勝を果たし、引退後は希望通り、教育者になりました。
しかし、自分の意に沿わない生徒にはどうしても不快感を抱いてしまいました。ある時、そんな生徒が、白血病を患う少年のために、人知れず優しい言葉で見舞いや手紙を送っていたことを知り、「自分はいつも光の当たるところを歩いてきたため、人の心情が分からない人間だった、子供たちを勝たせたいと思う気持ちも、実は自分が勝利監督になりたいという、自分の立場でしか物事を考えてなかったのではないか」と反省します。
赤裸々に自分をさらけ出しながら、「自分には教育の世界が一番向いている。政治家にはなりません」と選挙に出るのではとのうわさを一笑に付し、「これからも柔道を通して『道』を広め、青少年健全育成、世界平和の橋渡しの役割を担って生きたい」と熱く語りました。
午後3時半からは4号館講堂に場所を移して、記念式典。
東海大関係者をはじめ、歴代校長、東浦会(豊島孝雄会長)、後援会(大塚慶太会長)などから約250人が出席。
同窓会(青山真士会長)は桜(ソメイヨシノ)の木15本と50年の歴史を30分の映像にまとめたDVDを学校に寄贈しました。
東海大浦安高の初代校長を務めた内木文英さんは、荒涼たる草原に学校建設用地を示す1本の標識が立ったところから同校を知る生き証人。最初の入学式で開口一番に語った「かつて、この地は海であった」という今も語り継がれている名フレーズが誕生したエピソードなどを披露しました。
小池直幸校長は「地域の核となる学校になっていきたい」とあいさつ。
最後に同中・高吹奏楽部の88人が「アルセナール」などを演奏して、花を添えました。
青山同窓会長は「2年前から準備して、初の記念行事が実現しました。これから少子化を迎える中で、学校の経営も大変になりますが、同窓会としても外に向かって学校の真価をアピールし、共に発展していきたい」と話していました。
