2007年08月01日

<青木幸作のLet's do sports>
動脈硬化指数
コレステロール値が高くても善玉が多ければ心配ない

 年に1度の健康診断。周囲が数日前から節制に入る中、普段の状態を診てもらおうと検診の前夜もいつも通りの食事と晩酌。それでもこれまでは正常。ところが、今年はわずかではありますが、TC(総コレステロール)に正常範囲を超える数値が出ました。
 好きな物はやめたくないので、余分なものは運動で消化してしまおうと頑張ってはいたのですが、やはり歳を重ねるごとに代謝は衰えているようです。もちろん、同年代の運動不足の知人たちと比べると、全体的にははるかにいい数値を保ってはいますが。
 高コレステロール血症で問題になるのは動脈硬化。心配になって、いろいろ調べてみましたが、最近は、悪玉うんぬんより善玉が少ないことを問題視するらしく、TCが多少高くても、HDLC(善玉コレステロール)も高ければ、その危険性は少ないとのこと。
 TCとHDLCの値から、動脈硬化指数=(TC―HDLC)÷HDLCが算出でき、目安になります。
 この値が3.0未満なら良好、3.0~5.0なら要注意、5.0以上だと危険ということらしく、HDLCの値がかなり影響を与える指数です。私の場合、幸いHDLCが高いおかげで、この指数は2.0未満。ひとまず安心です。
 スポーツ選手はHDLCが高い傾向にあります。水泳やサッカーなど持久力を有するスポーツの選手は特に高く、長時間の有酸素運動がHDLC上昇に強く関与していることを示しています。
 これは、脂肪分解に寄与する酵素の活性が運動によって高まるからと考えられていますが、長時間の運動直後にはHDLCが上昇する急性効果があるそうですから、検診結果が芳しくない方は、すぐにでも持久的な有酸素運動を始めてほしいものです。週に3回行えば、1~2カ月で効果は現れることと思います。
 (健康運動指導士、サッポロスポーツプラザPAL総支配人)