2007年05月01日
<青木幸作のLet's do sports>
小児メタボ
ダイエットよりも軽い有酸素運動で内臓脂肪燃焼を
なんと子どもにもメタボリック症候群の診断基準が設けられたとか。
6~15歳が対象で、ウエストが男女とも80センチ以上あり、中性脂肪120ミリグラム/デシリットル以上かHDLコレステロール40ミリグラム/デシリットル未満、空腹時血糖値100ミリグラム/デシリットル以上、収縮期血圧120ミリHg以上か拡張期血圧70ミリHg以上などの項目のうち2つ当てはまれば、メタボリック症候群と診断されるとのこと。ウエスト÷身長が0.5以上だけでもその予備群だとか。
大人と違って、すぐに動脈硬化が心配されるわけではありませんが、メタボを放置し、血管内壁に負担をかけ続ければ、歳を重ねるごとに脳梗塞や心筋梗塞などの危険に一足早くさらされることになります。
ただ、子どもの場合は成長期。ファーストフードなどは減らさなければいけませんが、ダイエットには要注意です。必要な栄養素が不足すれば、成長が阻害されてしまいます。
大事なのは有酸素運動やそれに値する活発な遊びで内臓脂肪を消化してしまうことです。基礎代謝を上げるための筋トレは大人なら役立ちますが、15歳以下では筋は発達しにくく、成長の阻害要因になったりする場合もあるので、勧められません。
運動の燃料となるのは糖と脂肪。脂肪が燃料に使われるまでには時間を要します。また、運動強度が高いと、糖が主燃料となります。脂肪を運動で消費するには中等度の運動を長時間行うことです。
軽めのジョギングと同等の運動を60~90分。それを2回ぐらいに分けて行います。分けるより続けた方が脂肪燃焼が多くはなりますが、障害の発生率も高くなるので、分けて行うことが勧められます。
ただ、運動開始時は糖が主燃料になるので、あまり細かく分けると、脂肪が燃えません。1回20分は続けた方がいいと思います。
毎日塾通いしていても、週1回はスポーツをしている子も多いと思います。やらないよりはマシですが、週1での予防や改善は難しいので、普段あまり活動的でない子なら、週2回以上は行いたいものです。これは大人も一緒です。
(健康運動指導士、サッポロスポーツプラザPAL総支配人)
