2006年06月01日
晴れ舞台と選者囲むひととき
第17回浦安文学賞授賞式
第17回浦安文学賞(浦安ニュース社主催、市、市教育委員会後援)の授賞式は5月18日午前11時半からシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの「アメジスト」と「サファイア」で開かれました。浦安文学賞に輝いた鈴木忠幸さんをはじめ8人の入選者に影山栄子浦安ニュース社社長から賞状と賞金などが贈られ、鈴木さんには松崎市長から記念のトロフィーも手渡されました。
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| 影山栄子社長から賞状を受ける鈴木忠幸さん(右) |
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| 受賞者を代表してあいさつする大賞受賞の鈴木さん |
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| 主催者あいさつをする影山栄子社長 |
浦安文学賞は「うらやすニュース」創刊10周年を記念して、平成2年に設定。
選考委員には毎年、作家の渡辺淳一氏を迎え、今回は昨年12月20日の締め切りまでに国内外から前回より40人多い274人の応募がありました。
2次選考に44人、最終選考には10人が残りました。
入選者は次の8人(敬称略)。
[浦安文学賞]鈴木忠幸『落日』
[佳作]▽雨宮清子『約束』▽宮川直子『人のいい女』
[奨励賞]▽舞出勉『花吹雪の宴』▽山下奈美『天蓋(ヴォルト)』▽宮坂朝子『インジェラ』▽田中昭雄『花海棠』▽宇多祐治『イニシャルが同じだった』
授賞式は渡辺淳一氏、松崎市長、佐久間秀雄市教委理事を来賓に迎えて行われ、受賞者全員が出席しました。
司会は入選作品の挿絵を描いている画家の田中曽女さん。
はじめに影山栄子社長が「今回、大賞に選ばれましたのは鈴木忠幸さんの『落日』という時代小説です。誇り高き武士道の凛(りん)とした生き方が胸を打つ作品でした。ご高齢の方が書かれたのかなと思って読みましたが、実は、20代の青年と分かって、驚かされました。本日ご出席の皆さんは、大変な倍率の中、渡辺先生からお墨付きを頂いたわけですから、大いに自信を持って書き続け、さらに素晴らしい作品を生み出してください」とあいさつ。
さらに、審査の経過報告と受賞者の紹介に続いて、渡辺氏が入選作品について講評しました(講評要旨は別項)。
来賓の松崎市長は「浦安には誇れるものが2つあります。1つはディズニーリゾート、もう1つは浦安のコミュニティー紙として絶大な人気のある『うらやすニュース』の浦安文学賞です。小さな街ですが、光り輝く品格のある街を目指す浦安に、著名な渡辺先生が毎回、審査委員としてかかわっていただいていることは大変な誇りです。今日は渡辺先生を囲んで、大きな実りある時間を過ごしてください」と祝辞を述べました。
このあと、影山社長から浦安文学賞の鈴木さんに賞状と賞金20万円、佳作の2人には賞状と賞金各5万円、奨励賞の五人には賞状と賞金各1万円が贈られました。
副賞として、渡辺氏のエッセー集『みんな大変』(講談社)もプレゼント。
続いて、受賞者を代表して、鈴木さんが「小説を書いている間は、頭を使っているというよりも、本能というか己の内側からあふれてくる衝動に身を任せているという感覚があります。小説が渡辺先生のおっしゃるような肉体作業であるとすれば、私のような知識も経験も少ない若輩者でも、若くて体力がある今しか書けない作品があるのでしょう。今後も、今の私にしか書けない新しい作品を書いていきたい」とあいさつしました。
式典の後は、佐久間理事の乾杯の音頭で祝賀会がスタート。
渡辺氏を囲んでフランス料理のフルコースを楽しみながら、歓談のひとときを過ごしました。(祝賀会は別項)



