2006年03月01日

<連載:バリアフリーの夜明け>
佐藤尚美(視覚障害者・入船在住)

 二月二十五日、日の出に日本最大級の温泉施設「湯巡り温泉万華郷」がオープンした。
 夫が友人から頂いたオープン前の招待券をさらに譲ってもらって行ってきた。
 この記事「バリアフリーの夜明け」は、朗読ボランティアグループ「はまゆう」の方たちがテープに読み込み、視覚障害の人たちに配布していただいているので、目が不自由な人たちに関心がある部分を紹介したい。
 車で行くと、施設の入り口近い場所に障害者用の駐車場が六台分あった。
 施設は二階建てのため、周囲の高い建物に隠れており、あらかじめ地図で確認していないと、分かりにくいかもしれない。
 館内に入ると靴を脱ぐ場所がある。床との段差も大きくなく、靴の着脱時には従業員がいすを用意してくれた。そこを上がるとあとは館内すべて段差がなく、フロントからお風呂、飲食店、休憩所、個室、トイレ、エレベーター、ロッカー室どの出入り口も床材の変化だけで、動きやすかった。
 受付でロッカーのキー、バスタオル、浴用タオルが入った袋を受け取り、浴衣または作務衣を選んで、ロッカー室に入る。
 着替えた後はお風呂、お食事、マッサージを受けてもすべてロッカーのキーに料金が加算され、退館時に精算するシステムである。
 朝十一時から翌朝九時まで、二十二時間営業。大小さまざまな個室は翌朝九時まで利用でき、宿泊もできる。料金はルームチャージ。また、部屋を借り切ってグループで宴会もできる。カラオケは十五台用意してあり、無料で借りられる。
 深夜二時を過ぎると、深夜料金千六百八十円が追加される。中華料理、日本料理の店は二十三時まで。ただし、居酒屋と洋食屋は午後二時まで営業している。
 入館料は平日二千三百円、土・日・祝祭日二千六百五十円。
 リーズナブルな料金で温泉、食事、カラオケ、おしゃべりを楽しむ場所ができたと思いました。